令和の箱
298.[名無しさん] ミッシェル・ポルナレフ『愛の休日』青山祐子・訳<br><br>休日<br>それは空から降りてくる飛行機<br>その翼の影の下を町が通りすぎる<br>なんと地上は低いのだろう<br>休日<br>教会やHLM<br>空に住む彼らが愛する神は何をしているのか<br>なんと地上は低いのだろう<br>休日<br>飛行機の影が海をとらえる<br>砂漠の前兆のような海<br>なんと海は低いのだろう<br>休日<br>休日<br>あれほどの空、あれほどの雲を<br>きみは、わからない、きみの年齢では<br>人生がきみを疲れさせる<br>なんと死は遠いのだろう<br>休日<br>それは、空に住む飛行機<br>忘れないで美しいきみ<br>飛行機は弱ってきている<br>地上は低い 10/29 09:42 PC PC
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