三月
64.[名無しさん] scene7<br>もう一人の男、片手にでんでん太鼓より少し大きい手持ちの太鼓<br>もう片手にはツボ押し棒ぐらいの木バチ<br>ミドルテンポで太鼓を叩きながら、山道の石段をやや不格好のていで<br>少し失敗したスキップのような出で立ちで早足で駆け降りる<br>声は出さず息づかいのみ<br>少し開けた場所でズサーっとうつ伏せにこける<br>しばらくそのまま<br>二人の老夫婦が石段を下から登ってくる<br>倒れたままの男の周りを半径１m弱の円の動きで回る<br>老夫婦の位置関係は対極で回る<br>それぞれのリュックにつけた青銅色の金属製風鈴の音が鳴り響く<br>三周ほど回ったところで老夫婦は石段を登っていく<br>男は起き上がりながらその後ろ姿を見る<br>立ち上がって石段を下りていく、太鼓は鳴らさない<br><br>scene8<br>太鼓の男が山をおりたところの木のベンチ(背もたれなし)で五平餅を食べる<br>正面からの図、食べながら涙が頬を流れる、声はあげず涙は流れるままに正面を向いたまま淡々と食べる 02/21 14:15 PC PC
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