まだ二限目なのに一足先に給食室へ行きカレーを食べに行ってしまい、そのかどで"不覚にも"カレーの海に沈められ続ける。私が恐れているのはそういうことだ。つまり死のタコ部屋で死に続けるという、この拭いきれぬ可能性への恐怖は、私を踏みとどめさせるには余りある。ただこれは臆病な自分に向けられたものであって、誰かに対する申し立てではない。なぜ祈ることができないのか、なぜ言祝ぐことができないのか。私は私の頭の中には、骨と皮にマッチョがいる。この筋肉と話し合う必要がある。眠れない弱さと眠った強さ。この我という小さな小さなビニールプール。
まだ二限目なのに一足先に給食室へ行きカレーを食べに行ってしまい、そのかどで"不覚にも"カレーの海に沈められ続ける。
私が恐れているのはそういうことだ。つまり死のタコ部屋で死に続けるという、この拭いきれぬ可能性への恐怖は、私を踏みとどめさせるには余りある。ただこれは臆病な自分に向けられたものであって、誰かに対する申し立てではない。
なぜ祈ることができないのか、なぜ言祝ぐことができないのか。
私は私の頭の中には、骨と皮にマッチョがいる。この筋肉と話し合う必要がある。
眠れない弱さと眠った強さ。この我という小さな小さなビニールプール。