"自己はいつも「存在の謎」である、と繰り返し池田は書く。彼女は私たちに、その「謎」である自己を、ひたすら受け容れることを促す。誰にとっても自己は、常に不可解であり、不可知であるかもしれない。だが、謎は、それを解こうとする者には苦悩になるが、それを受け容れようとする者には同伴者となる。"(『池田晶子 不滅の哲学』若松英輔,トランスビュー,2013)
"自己はいつも「存在の謎」である、と繰り返し池田は書く。彼女は私たちに、その「謎」である自己を、ひたすら受け容れることを促す。誰にとっても自己は、常に不可解であり、不可知であるかもしれない。だが、謎は、それを解こうとする者には苦悩になるが、それを受け容れようとする者には同伴者となる。"
(『池田晶子 不滅の哲学』若松英輔,トランスビュー,2013)