酒屋の息子が酒屋になっていた彼、Hと1.2秒 目が合ったのは旧知というより、鋭敏さに共鳴したからに過ぎない他に話しける人がいるだろうと高を括って電車に乗り込んだ私は人生に疲れ切っていたし駅とはそういう場所なのだ
酒屋の息子が酒屋になっていた
彼、Hと1.2秒 目が合ったのは
旧知というより、鋭敏さに共鳴
したからに過ぎない
他に話しける人がいるだろうと
高を括って電車に乗り込んだ
私は人生に疲れ切っていたし
駅とはそういう場所なのだ